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英語版Palmを日本語化して使う2005年2月に,SONYから最後の日本語版Palm機であるCLIEの新規開発終了と現行製品の供給が7月で終了するとの発表がありました.以後よほどのことがない限りPalmの新製品は英語版だけになりそうです.この連載を見てPalm機を欲しいと思ったけど英語版しかないから…と高いハードルを感じる人も大勢おられると思います.しかし日本語版PalmだけがPalmではありません.要はソフト的にPalm機を日本語表示できるようにすれば日本語版を使うのとほぼ同じことができるようになります.今回はその英語版Palm機を簡単に日本語化する方法を記載します. 1.英語版Palmの入手方法
専門店で入手可能ですが,インターネット専門店で購入することができます.以下に代表的なインターネット専門店を紹介いたします.
2.Palmが届いたら最初にすることまずは付属の取扱説明書に照らし合わせてきちっと中身を確認してください. 次にPalm本体を十分充電してください.大体3〜4時間程度で充電が完了するはずです.この作業を怠ると,後にPalm本体にソフトを導入する場合に設定した日時がずれてしまいうまくいかない場合があります.後は以下の説明に沿ってPalmの日本語化を進めてください. A.Palm Desktopの入手と日本語化Palm機はPalm Desktop(以下PDTと略します)というソフトと連動してパソコン上のデータを同期します.一般的にPDTはPalm機付属のCDに収録されていますが,当然PDTも英語版になります.そのままの使用ではPDTで日本語を表示することができません.以下の作業でPDTの日本語化を行います. 1)Palm社のサイトからPalm Desktop v.4.1.4をダウンロードしてきます(15.3MB).TUNGSTEN|T3以後に発売されたPalm機に付属のPDTは前述のものと異なるため,以下の日本語化パッチがうまく作動しませんので,すべての機種に上記のソフトをダウンロードしてください. 2)PDTの日本語化パッチを入手する.Palm Tungsten+J-OS総合掲示板にあるPalm Desktop日本語化・2代目スレッド内の記事にリンクが貼ってあります(2005年3月15日現在).参考までにそれまでのPDTバージョンに対する日本語化パッチはPalm Tungsten+J-OS総合掲示板・別館にあります. 3)PDTをパソコンにインストールする.ダウンロードしたファイルは自動実行式のファイルなのでダブルクリックしてその後の指示に従ってください. 注1)バージョンの古い英語版PDTをインストールしている場合は,まずそれを削除してクリーンインストールしてください. 注2)日本語版PDTがPCにインストールされている場合で,それを使わないときはまず削除してください.使う場合はB−4)を参考にしてください. 注3)CLIEに付属していたPDTをそのまま利用する方法もありますが,Palmの一部機能とシンクロができませんのでご注意ください. 4)PDTを日本語化する.
2)でダウンロードしてきたZIPファイル内のpd414jdsp.exeを,PDTのインストールフォルダに解凍し,ダブルクリックします.これで一通りの日本語表記と入力が可能となります. B.PDTにPalmを認識してもらう以前からPalmを使用しており,日本語版PDTを使っている場合はZodiac以外の機種ではそのまま以下の操作を行えば使用することができます.ただし,Palmからの同期ができない機能(手書きメモなど)があります.また日本語版PDTを使用している人で新たに英語版のPDTをインストールする場合は,日本語版PDTを一度パソコンからアンインストールして最初からPDTをインストールしてください. 1)Palm機をUSBケーブルまたはクレードルに繋いでUSBをパソコンに直接繋いでください(HUBなどを経由すると上手く認識できないことがあります.)2)Palm機をパソコンに接続して,ホットシンクボタンを押せばホットシンクが開始されます.3)上記の操作でPalm機がパソコンから認識されない場合は以下の操作を行ってください.TUNGSTEN|T3以後に発売されたPalm機の場合,以前から使っているPDTを使用するには, i)Palm社のサポートサイトからUSBドライバをダウンロードする必要があります.ダウンロード後,パソコンの任意の場所にZipファイルを解凍します(USB_WINDOWSXPというファイルができます). 注1)Installation Instructionsの1.の文章の最後のほうにある,「...PC. UnzipFile to your Desktop:usb_win_xp.zip(ZIP file, 472K)」という文章のusb_win_xp.zipの部分をクリックするとダウンロードできます. 注2)各機に対応したUSBドライバは,お使いのPCに一度もPDTをインストールしていない場合は,次の方法でCDから取り出せます. 付属のCDを使ってPalm Desktopをインストールする → C\ProgramFiles\Palm(またはPalmOne)\USB_Driverを見つけて他の場所にコピー → Palm Desktopをアンインストールする ii)Aから行った場合はi)は不要です. iii)PalmをUSBケーブルまたはクレードルに繋いでUSBをパソコンに直接繋いでください. iv)Palm(またはクレードル)のホットシンクボタンを押してください. v)Palm機がTUNGSTEN|T3以後に発売された機種の場合,以前からのPDTを使用するには,「一覧または特定の場所からインストールする」→「次の場所を含める」の「参照」をタップしてi)で解凍したUSB_WINDOWSXPファイルまたは注2)で取り出したUSBドライバを指定してください.それ以外の機種の場合は「新しいハードウェアの検索ウイザード」が開始されますので,「いいえ,今回は接続しません」→「ソフトウェアを自動的にインストールする」にしてください.Aから作業を続けている場合は不要です. vi)USBドライバーが認識されてホットシンクが始まります. 【TUNGSTEN|T3以後の機種で上記のPDT4.1.4を使用する場合】i)Palmに付属のCDをパソコンに挿入します.この場合CDが自動で開きますが,それを閉じてマウントだけしてください. ii)PalmをUSBケーブルまたはクレードルに繋いでUSBをパソコンに直接繋いでください(HUBなどを経由するとうまく認識できないことがあります). iii)Palm(またはクレードル)のホットシンクボタンを押してください.問題がなければこの時点でホットシンクが開始されます. iv)iii)でホットシンクが開始されない場合は,「新しいハードウェアの検索ウイザード」が開始されますので,「いいえ,今回は接続しません」→「ソフトウェアを自動的にインストールする」にしてください. v)iv)でドライバが認識されない場合(「このハードウェアをインストールできません」と出ます)は「戻る」を押してiv)に戻り,「一覧又は特定の場所からインストールする」→「次の場所を含める」の「参照」をタップしてCDを指定してください.
vi)USBドライバーが認識されてホットシンクが始まります. 【PDTを使わずにOffice Outlookを使う】OS5.1以後を搭載されたPalm機はPDTの代わりにOffice Outlookを使用することができます. i)Palm機付属のCDをPCにマウントしてインストーラを起動します. ii)Choose your languageでEnglishを選択した後,Install the Palm Desktop application and Hotsync softwareからインストールが始まります. iii)Synchronize your dedice with your desktop computerでHotsyncIDを入れた後,PalmDesktopかOutlookを選ぶ画面が出てきますので,ここでOutlookを選んでください. iv)インストール終了後Palm機をPCとHotsyncすれば,Outlookと情報が同期できるようになります. 4)以前使っていた日本語版PDTを英語版Palmで使う場合(Zodiacでは使えません).i)TUNGSTEN|T5・Treo650の場合は前述のPalm社のサポートサイトからUSBドライバをダウンロードする必要があります. ii)上記以外の機種の場合は,付属のCDをパソコンにマウントします. iii)PalmをUSBケーブルまたはクレードルに繋いでUSBをパソコンに直接繋いでください. iv)Palm(またはクレードル)のホットシンクボタンを押してください. v)Palm機がTUNGSTEN|5・Treo650の場合は,「一覧又は特定の場所からインストールする」→「次の場所を含める」の「参照」をタップしてi)で解凍したUSB_WINDOWSXPファイルを指定してください.それ以外の機種の場合は「新しいハードウェアの検索ウィザード」が開始されますので,「いいえ,今回は接続しません」→「ソフトウェアを自動的にインストールする」にしてください. vi)USBドライバーが認識されてホットシンクが始まります. C.Palm本体を日本語化する英語版Palmを日本語化するには専用のソフトが必要です.ここでは,古くから英語版Palmを日本語化するソフトとして公開されているJ-OS(シェアウエア)を用いた日本語化を解説します. 1)上記サイトから該当機種にあったJ-OSを入手.2)ダウンロードしてきたZipファイルを解凍する.3)解凍されたファイルからj-os本体ファイル,j-os ime,j-os font small,j-os font large,dic-it16,j-os license(レジストした場合),を選んでPalmにインストールします.4)インストールした後J-OSのアイコンをタップして起動します.最初の段階でJ-OSが正常にインストールできた旨が表示されますので「Japanese」をタップします.5)「Change to Japanese mode? you need to reset you handheld」と出ますので「Reset」を押してください.6)これでJ-OSによる日本語表示が可能になりました.注1)このソフトはPalmの表示をすべて日本語化してくれるわけではありません.このままではソフトによっては特別なソフト以外は小さい文字を表示することができません. 以下の方法で小さい文字も表示することが可能になります. i)TsPatchをダウンロードする. ii)TsPatchをPalmにインストールする. iii)J-OSをEinglishに戻し,TsPatchを起動する. iv)小さい文字が導入されたメッセージが出るので,J-OSをJapaneseに戻す. v)selectfontをダウンロードする. vi)selectfontをPalmにインストールする. vii)selectfontを起動して「on」にするとフォント選択のときに小さい文字が選べるようになる(ソフトによっては選べないものもあります). そのほかの日本語化ソフトはJaPon,CJKOSなどがあります. D.日本語入力を可能にするここではフリーソフトでJ-OSに付属しているJ-OS IMEを使って英語版Palmで日本語入力する方法を書きます(前述のJ-OSを導入している人はJ-OSのファイルと同時にPalmにインストールされています).
1)J-OS以外の日本語表示ソフトを利用している方はSimple-Palm内にあるJ-OSのページから該当する機種に対応したJ-OSファイルをダウンロードしてください.注1)J-OS IMEのページからダウンロードできるファイルはJ-OS IME本体ファイルしか入ってません.また機種によってはIMEのバージョンが合わないので,必ずJ-OSのページからダウンロードするようにしてください. 2)解凍されたファイルからj-os ime,dic-it16,を選んでPalmにインストールします.3)インストールした後J-OS IMEのアイコンをタップして起動します.Statusの下にある「ON」をタップします.4)「Are you sure you want to enable J-OS IME? You must Soft Reset to enable J-OS IME.」と出ますので「Enable & Soft reset」を押してください.リセットがかかり,日本語入力ができるようになります.5)J-OS IMEを使う場合は,「Menu」→「Edit」→「Keyboad」(日本語では「メニュー」→「編集」→「キーボード」)でJ-OS IMEによる日本語入力ウインドウが画面の下に出てきます.注2)J-OS ON/OFF DAを使えばDAを起動するソフトでJ-OS IMEが使えます. 6)これで日本語入力が可能になりました.注3)ソフトによっては日本語入力できないものもあります. 【J-OS IMEにユーザー辞書を追加する】i)標準のメモ帳を開く. ii)右上にあるカテゴリーをタップする. iii)カテゴリーがホップアップするので,Edit Categories...をタップする. iv)NewボタンをタップしてJOSというカテゴリーを作る. v)iv)で作ったJOSカテゴリーの下にJ-OSの新しいメモを作る. →このメモがそのままJ-OS IMEのユーザー辞書になります. vi)v)で作ったこのメモに よみ/漢字と入力する.例えば,
----------------- と入力します. 読みと漢字の間にある「/」は半角です. vii)同じ読みで漢字を2つ以上登録したい場合は,読み/漢字A/漢字B というように半角の「/」で区切って入力していきます.例えば,
----------------- というように入力します. viii)これでJ-OS IMEでメモ帳に登録されたユーザー辞書を使えるようになります. 注4)この作業はPalmでも行えますが,パソコンのPDTで行ったほうが簡単です. 以上簡単ですが英語版Palmの日本語化について触れてきました.この作業が終われば英語版Palmを日本語で活用することが可能です.ここで触れた内容はPalm活用法のほんの一握りであり,ネット上にはさまざまな有効利用法が掲載されています.Palm活用に慣れてきたら,文末にあります参考URL15〜19をもとにもっと便利なPalmにカスタマイズしてください. 英語版であろうが日本語が通れば通常の日本語版Palmとほとんど同じように使うことが可能です.ぜひともチャレンジをしてみてください. (参考URL) (このページは,雑誌「治療」の連載記事(2004年6月〜2006年3月)をもとに制作されています.このページに含まれるすべてのコンテンツは私的利用の範囲でご使用いただくこととし,無断転載・複製はおやめください.) |
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