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「薬局」2014年10月 Vol.65 No.11

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2014年10月 Vol.65 No.11
てんかん
薬物治療の最前線と実践のポイント

定価:2,090円(本体1,900円+税10%)

特集の目次

■特集にあたって(兼子 直)
■てんかん分類の歴史的変遷(辻 貞俊)
■わが国のてんかんの実態と患者を取り巻く社会情勢(久保田 英幹)
■ライフステージごとに見たてんかん治療戦略
・小児(新島 新一)
・青年・成人(妊産婦・高齢者を除く)(笹川 睦男)
・妊婦・授乳婦 -てんかんを持つ女性の妊娠・出産-(田中 正樹)
・高齢者(赤松 直樹 ほか)
■この10年で登場した新規抗てんかん薬を総まとめ!添付文書だけでは分からないメリット・デメリット
・ガバペンチン(小出 泰道)
・トピラマート(榎 日出夫)
・ラモトリギン(佐藤 靖 ほか)
・レベチラセタム(山本 貴道)
・ホスフェニトイン(表 芳夫 ほか)
・スチリペントール(大府 正治 ほか)
・ルフィナミド(大澤 真木子)
■エキスパートに学ぶ! 薬物治療管理の実践ポイント
・てんかん薬物療法実践のポイント -臨床効果の評価を踏まえた視点から-(岩佐 博人 ほか)
・てんかん患者の副作用モニタリング(廣瀬 源二郎)
・てんかんにおける薬物相互作用のチェックポイント(山本 吉章)
・てんかん患者の服薬アドヒアランス(山内 俊雄)
・てんかん薬物治療におけるジェネリック医薬品と変更時・変更後の注意点(大塚 頌子)
■Exercise

TOPICS

・迷ったら打つ! 食物アレルギーのアドレナリン自己注射
・Stable Disease(安定)維持も抗がん薬の目標! 悪性軟部腫瘍に対するパゾパニブ治療
・マクロライド系抗菌薬服用中の心臓死のリスク因子は?
・ペニシリン感性Enterococcus faecalisのde-escalation
・抗菌療法におけるスチュワードシップの実践は抗菌薬の使用や費用を削減する!

シリーズ

■子どもの皮膚トラブル -薬局・薬店でのアドバイスのコツ-
(山本 一哉)
■がん治療への薬学的介入と症例サマリ
大腸がん化学療法に対する薬学的介入
(横川 貴志/末永 光邦)
■Pharm.D.を取り巻く医療環境レポート
無菌製剤(輸液)調製のASHPガイドライン
(木村 利美 ほか)
■徹底理解! 添付文書にある情報・ない情報
(堀 里子/三木 晶子/澤田 康文)
■メディカル・アプリ情報室
アプリでできるTDM Part 3
(渋谷 正則)
■精神科薬剤師の事例でみつけた薬学管理Tips -観察・監査・対応の着眼点-
睡眠薬の適正使用
(齋藤 百枝美 ほか)

Report

てんかん患者による交通事故裁判例から考える薬剤師の役割と薬剤師法改正の意味
秋本 義雄

特集にあたって

てんかんは最も頻度の高い神経疾患であるが,最近の分子遺伝学の進歩と,それに続く病態解析,新たな治療薬の導入など,近年でも話題性が高い.さらには運転免許問題を含めたQOL関連研究の活性化に伴い,てんかんは社会の注目を集めている.本特集では,遺伝情報を加味して提案されている新たなてんかんの分類,医療費補助制度などの患者を取り巻く社会情勢が程よくまとめられている.てんかんの新たな分類は遺伝情報が組み込まれ,その是非が議論の対象となっており,今後の行方が注目される.また,過去10年間に導入された新しい抗てんかん薬は,従来の薬剤とは異なる作用機序や副作用から,それぞれの特徴を把握しておく必要があり,それぞれについてはわが国のてんかん治療のリーダー諸兄に解説をいただいた.
また,人口の高齢化に伴い高齢期発症のてんかんが増加しているが,その症状と治療には特徴が存在する.そのため,ライフステージごとに治療戦略を記載した.薬物治療管理の項ではてんかんの薬物療法全般に関わる課題,薬効・副作用モニタリング,薬物相互作用,服薬アドヒアランス,さらにはわが国の社会保障の観点から見たジェネリック医薬品の必要性,ジェネリック変更時の注意点などについて,わが国を代表するトップランナーの先生方にまとめていただいた.
このように本特集では,てんかんの薬物治療に興味をお持ちの諸先生方が,臨床の場を念頭に抗てんかん薬,てんかんを考え,実践的な治療に役立てることができるよう企画した.

兼子 直
医療法人清照会湊病院 北東北てんかんセンター センター長