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「薬局」2011年12月 Vol.62 No.13

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2011年12月 Vol.62 No.13
高齢者×糖尿病

定価:1,995円(本体1,900円+税5%)

特集の目次

■特集にあたって(朝倉 俊成)

■高齢者糖尿病の病態と臨床的特性
・高齢発症 vs 青壮年発症 病態と治療方針の相違点は?(清野 弘明)
・加齢により伴う糖尿病患者のさまざまなリスクは?(清水 一紀)
・認知機能障害と糖尿病の関係とそのメカニズムは?(新郷 明子 ほか)
・老年期うつ病と糖尿病の関係とそのメカニズムは?(櫻井 博文 ほか)

■高齢者糖尿病における血糖コントロールの基本
・薬物療法による高齢者の血糖コントロールの課題は?(鈴木 克典)
・高齢者が低血糖を起こしやすい理由は? 低血糖のリスクは?(林 竜一郎)
・高齢者の血糖コントロールの目標値は? 低血糖が問題となる薬剤は?(西村 理明)
・糖尿病透析患者の血糖降下薬による血糖コントロールは?(前田 伸樹)
・糖尿病透析患者における低血糖の管理は?(阿部 和史)
・シックデイのときの血糖降下薬の用量設定は?(相沢 政明 ほか)
・インスリン療法を推奨できる高齢者は? できない高齢者への処方設計は?(本田 一春)
・インクレチン関連薬が高齢者糖尿病の第1選択薬になる可能性は?(清野 弘明)

■症例で学ぶ! 腎機能を考慮した高齢者糖尿病への薬物治療
・経口血糖降下薬の選択で留意すべきポイントは? 具体的な投与スケジュールは?(赤井 裕輝)
・インクレチン関連薬の使い分けと他の血糖降下薬からの切り替えは?(黒瀬 健)
・血圧コントロールに対するRA系の抑制薬の有効性と使い分けは?(古林 紫 ほか)
・血圧コントロールに対するRA系抑制薬ユーザーの第2選択薬は? ―血圧コントロール不良例への対策も含めて―(鈴木 克典)
・脂質コントロールの第1選択薬は?(宗田 聡)
・抗血小板療法の有効性は?(小川 晋)

■高齢者糖尿病に対する服薬の指導・管理・支援
・アドヒアランスに影響を与えるファクターは?(岡田 浩)
・効果的な個別指導・集団指導テクニックは? 組みあわせによる相乗効果は?(武藤 達也)
・服薬アドヒアランス向上を考慮した経口血糖降下薬の選択は? 調剤上の工夫は?(中野 玲子)
・高齢者が抱える視覚障害とそれを考慮した注入デバイスの選択は?(朝倉 俊成)
・高齢者が抱える認知障害とそれを考慮したデバイスの選択は?(虎石 顕一)
・高齢者が抱える神経障害とそれを考慮したデバイスの選択は?(松本 晃一)
・低血糖を起こした患者,くり返す患者へのサポートは?(小林 庸子)
・介護者の負担軽減を考慮した処方支援は?(笠原 徳子)

■良好な高齢者糖尿病管理へ向けた今後の課題
・包括的機能評価に応じた治療指針・目標の設定は?(芦原 順也 ほか)
・治療エビデンスの構築に向けてどのようなエンドポイントを設定すべきか?(坂根 直樹)
・高齢化社会における糖尿病患者の服薬管理の現状は? 〜薬剤師が今できること・克服すべき課題〜(篠原 久仁子)

■Exercise

SERIES

■Pharm.D.を取り巻く 医療環境レポート
・米国における添付文書の黒枠警告と各種医薬品データベースにおける不一致
・2011ASHP代議員総会における職業方針の承認
(木村 利美 ほか)

■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第16回
 抗菌薬 塩酸バンコマイシン―抗MRSA薬TDM解析ソフトウェア-(喜古 康博 ほか)

■もし薬剤師が薬(ドラッグ)の化学構造式をもう一度勉強したら 第❷回
 化学構造式を“読む”ための基本(浅井 考介 ほか)

NEWS

・ドーピングで問題となる薬は?
・インフルエンザ薬の使い分けは?
・糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン

巻頭言

 超高齢化社会を迎えつつある今日,高齢者における糖尿病患者数の増加は大きな社会問題になっています.とくに2次予防はもとより,1次予防においても地域医療連携を充実させたきめ細やかな取り組みが望まれています.しかし,現実には高齢者は生理機能が低下しているばかりか,認知力の低下や独居生活さらには要介護のケースが増加しており,医師のみならず医療従事者のさまざまな工夫によって療養生活が支えられています.
 また,高齢者であっても糖尿病によってもたらされる合併症の発症,進展予防に対する血糖・血圧・脂質管理は重要ですが,生理機能が低下している高齢者に対してより具体的な治療や療養支援の進め方をまとめたものは少ないのが現状です.
 そこで今回は,高齢者糖尿病に対する薬物治療の現状とその問題点の理解を深めた薬学的視点で薬物治療を管理できるよう,高齢者における適切なエビデンスを集約した特集を企画いたしました.内容は,高齢者糖尿病の病態と治療の基本,症例検討と療養指導のコツ,そして今後の課題まで幅広く第一線でご活躍の専門の医師・薬剤師の先生方にご執筆いただきました. 是非,この機会に「高齢者×糖尿病」について知識と最新の知見を修得・整理していただけたら幸いです.

朝倉 俊成
新潟薬科大学薬学部 臨床薬学研究室 准教授