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治療

 ジェネラリストが
「いま」必要な情報を届ける雑誌

月刊:毎月1日発行 B5判 定価:2,750円(本体2,500円+税10%) ISSN 0022-5207

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2018年12月 Vol. 100 No.12

みんなで診る性感染症

定価

2,750(本体 2,500円+税10%)

  • 今月の視点
  • 特集の目次
  • 連載
今月の視点
 性感染症はどこの診療科が診る疾患でしょうか?
 淋菌性尿道炎であれば泌尿器科かもしれません.女性のクラミジア頸管炎は産婦人科の先生が診られているかもしれません.二期梅毒で皮疹が出て受診された患者さんは皮膚科にかかることもあるようです.HIV感染症はどうでしょうか.いまのところは感染症内科があるところでは感染症内科医が診ていることが多いようです.
 しかし! 私はこれらの性感染症は,すべての内科医が診るべき疾患だと思っています.梅毒の診断・治療を行い,状態が落ち着いているHIV感染症患者さんのフォローアップを行い,ハイリスクの患者さんにはときどきスクリーニングを行う…….内科医がこうした性感染症の診療ができるようになることが望まれています.いまや梅毒患者さんは年間6,000人を超える勢いです.日本国内のHIV感染症患者さんは2万人を超えています.これらの患者さんを一部の専門家だけで診療するのは無理になる時代がもうすぐそこまで来ています.性感染症診療は「みんなで診る」時代なのですッ!
 性感染症というと特殊な領域と思われるかもしれませんが,全くそんなことはありません.決して難しくありませんし,何より性感染症診療は楽しいのです.これホント.
 というわけで,本特集は内科医の先生方が性感染症を診療するための基本的な事項をまとめたものです.執筆いただいた先生方は超専門家ですが,マニアックな記載はほとんどなく,非常にわかりやすくご記述いただいております.お読みいただければきっと性感染症診療の面白さが伝わると思います.さあ,この本を傍らに置いて,ぜひ性感染症診療を始めてみましょう! みんなで性感染症を診ましょう!!

[編集幹事]国立国際医療研究センター 国際感染症対策室 忽那賢志
特集の目次
日本の性感染症の疫学(錦 信吾,他)
性交渉歴の聴取の仕方(忽那賢志)
性行為と性感染症─どんな性行為がどんな性感染症のリスクに?─(上村 悠)
生殖器の診察(男性)(濵砂良一)
生殖器の診察(女性)(成瀨勝彦)
性的マイノリティへの診療で注意すべきポイント(井戸田一朗,他)
梅毒を極める(谷崎隆太郎)
性教育と性感染症予防(堀 成美)
プライマリ・ケア医のためのHIV 診療のコツ(宇野健司)
性行為感染における肝炎(松尾裕央)
HPV ワクチン(氏家無限)
陰部の病変や症状で疑う性感染症(柳澤如樹)
口腔病変や咽頭炎で疑う性感染症(村松 崇)
皮疹から疑う性感染症(福島一彰)
性感染症とAMR(日馬由貴)
連載
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