南山堂
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薬局
●月刊:毎月5日発行 ●定価1,995円(本体1,900円+税5%)(増刊号・臨時増刊号を除く) ●ISSN 0044-0035
本誌では医療薬学へのアプローチ,また医薬品適正使用のための情報収集に生かせる特集を毎号掲載しています.実際薬学など,ファーマシューティカルケアに直結した情報もお届けしています.
「薬局」編集部では皆様からのご意見・ご感想をお待ちしています.

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今月号のご案内 2010年3月号 - 褥瘡&口腔ケア・マネジメント
次号予告 2010年4月号 - 周術期患者の薬学管理 はじめの一歩

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増刊号・臨時増刊号のお知らせ

2009年3月増刊号好評発売中!!!
病気と薬パーフェクトBOOK2009

毎年ご好評をいただいておりました「病気と薬の説明ガイド」が書名も新たに生まれ変わりました.
疾患数を約300に増やし,薬学教育モデル・コアカリキュラムに記載のあるすべての症候・疾患に加え,臨床上重要な症候・疾患・検査などを追加.臨床現場で活用できる病気と薬の知識の整理・アップデートにお役立ていただける一冊です.ハンディサイズで持ち運びにも便利です.





2009年11月臨時増刊号
女性の健康支援


2008年7月臨時増刊号
Q&Aで学ぶ栄養療法と薬学管理


2007年9月臨時増刊号
精神科薬剤師業務標準マニュアル2007-08 −服薬指導のポイント−


2007年7月臨時増刊号
NCCNガイドラインのエビデンスとなる臨床論文に基づいた
がん化学療法副作用グレード評価シート



2006年8月臨時増刊号
褥瘡 外用療法のヒミツ ― 事例で学ぶ極意


2006年1月「薬局」 Vol.57 1月臨時増刊号
今日のサプリメント
医療スタッフとしてサプリメントに関する的確なアドバイスや情報提供にお役立ていただける一冊です!!

2005年8月「薬局」 Vol.56 8月臨時増刊号
症例チャートからみる服薬指導ガイド2005-06 ― 薬学的管理とその解説
具体的な症例から対象疾患の薬物療法の流れと,それにかかわる薬剤師の薬学的管理のポイントを学び,入院時も外来時も同レベルの薬学的ケアを患者さんに提供できるように構成しております.

2004年10月「薬局」 Vol.55 10月臨時増刊号
Q&Aで学ぶTDM活用ガイド
薬剤師に求められる専門性の中でも、特に重要とされるTDM(投与された薬物の体内における濃度を測定すること)をテーマとしたガイドブックです.

2004年8月「薬局」 Vol.55 8月臨時増刊号
処方せんチェック 消化管吸収と相互作用
消化管吸収過程の相互作用についての系統的な記述は,医薬品適正使用を推進するすべての薬剤師にご活用いただける一冊です.

2004年3月「薬局」 Vol.55 3月臨時増刊号
漢方薬の服薬説明ガイド
服薬説明に必要な「漢方医学の基本概念・服薬説明のための基礎知識・EBM」から出発し,さらに日常で役立つよう「漢方治療と服薬説明」では14疾患について,「なんでもQ&A」 では患者さんからよく訊かれる42のQuestionについて,懇切丁寧に解説しています.

2003年9月「薬局」 Vol.54 9月臨時増刊号
精神科薬剤師業務標準マニュアル(ご好評につき完売しました)
安全で適切な精神科薬物療法の実施や患者さんへの服薬指導のために,また精神科病棟におけるテキストとしても.

2003年7月「薬局」 Vol.54 7月臨時増刊号
医薬品適正使用のための処方と薬の情報 PART II
日常の調剤・服薬指導に活用でき,医薬品の適正使用はもとよりリスクマネージメントの推進に役立つ1冊です.

2002年3月「薬局」 Vol.53 3月臨時増刊号
薬剤師のための糖尿病説明ガイド
糖尿病療養指導の基礎と実践に役立てていただけるよう,その後の診断基準の改訂や新薬の開発など最新情報を盛り込み,新たな指導実例も加えて解説しました.

2001年4月「薬局」 Vol.52 4月臨時増刊号
医薬品適正使用のための処方と薬の情報(ご好評につき完売しました)
大人気のシリーズがさらに読みやすくなって臨時増刊号で登場!薬剤師に.求められている知識が満載.

2005〜2008年の特集と内容のご紹介
2010年2月号 分子標的薬 低分子阻害剤
今日,がんやリウマチなどにおいては分子標的薬が多く用いられており,大きな成果を上げています.これらの薬物は特定の機能をもつ分子を標的とすることから,従来の薬物と比して副作用が少なく,また薬効が高いと考えられています.
しかし実際には副作用が強い場合も多く,治療の適正化・個別化への対応,副作用や耐性への対処によりスムーズに対応するため,分子標的薬を用いた薬物治療にますます薬剤師が力を発揮する必要があります.
そこで,今回の特集では「分子標的薬」,そのなかでも低分子阻害剤をテーマといたしました.薬剤師が分子標的薬を用いた薬物治療に関わる際に,必ず役立つ特集です.
2010年1月号 統合失調症 UPDATE
統合失調症の治療において,その基本となるのは薬物治療です.近年では非定型抗精神病薬の普及もあり,以前に比べて治療効果の向上や長期予後の改善がみられます.しかし,多剤併用に伴う大量投与により,外来患者では,日常的な服薬遵守と副作用発現の関係がいまだに問題となっています.
薬物治療を適正に行い,副作用の軽減を含めた患者QOLの向上のためには,これまで以上に薬剤師による薬学的管理が重要となります.
そこで,薬剤師が統合失調症患者への適切な薬物治療・服薬支援を行うための一助となる特集と致しました.本分野の第一線にてご活躍の先生方より,病院薬剤師・保険薬局薬剤師の方々へ,最新知見も含め,わかりやすくご解説いただきます.
2009年12月号 高齢者×高血圧 降圧療法マネジメントの重要性
超高齢化社会を迎えた日本において,高齢者高血圧の患者数は増加し,医師のみならず,小誌読者である薬剤師も日常臨床においてよく遭遇する患者となっています.高齢者高血圧は種々の加齢変化に伴う特徴を持っているため,治療に際してはその特徴をよく理解し,薬物治療などを実施することが基本です.
そこで,本特集では,薬剤師が高齢者高血圧患者の薬物治療モニタリング,あるいは服薬支援をサポートできる特集といたしました.明日からの臨床業務に役立ちます.
2009年11月号 漢方薬の科学的アプローチ
適切な調剤,処方鑑査,服薬指導,情報提供にはアップデートされた医薬品情報が必要であることは周知の事実です.しかし,漢方製剤の情報については臨床現場で活用できず,服薬指導や処方鑑査に苦手意識を持っている薬剤師は少なくありません.その背景には,漢方医学の知識不足がありますが,西洋医学的に病態生理・作用機序を理解し,処方設計を把握することができないだろうか,と考える薬剤師は少なくないと思われます.
そこで,解決の糸口としてエビデンスが確立している漢方薬,あるいはこれから臨床データを集積し,エビデンスを確立する漢方薬を取り上げ,処方設計の根拠を科学的な視点から補足できる特集といたしました.漢方処方をひも解く糸口となるよう,可能な限り漢方医学的用語は丁寧に解説され,苦手意識を持たずにご覧いただける内容です.
2009年10月号 チームで取り組む 外来がん化学療法
がん拠点病院をはじめ,多くの医療施設で「外来がん化学療法」が実施されています.その中で,日安全かつ効果的な化学療法のためのレジメンの標準化,月次々と発売される新薬の導入準備のためのチーム医療の実践が薬剤師に求められ,また重要視されています.チームを構成するスタッフには,常に新しい情報と,より高度な専門的な知識と技能が求められ,医師,看護師,薬剤師それぞれに専門認定制度もできています.
そこで今回は,癌研有明病院での取り組み事例をご紹介いただき,外来がん化学療法の安全かつ効果的な実践へ向けた取り組みについて,より具体的にご理解いただける特集といたしました.増え続けるがん患者へ対応するため,外来化学療法を見直す糸口となり,どの施設でも標準的な治療を実施できる環境作りに役立ちます.
2009年9月号 バイタルサインとハイリスク薬の管理
近年,薬剤師が新たに取り組むべき業務の1つとして,患者のバイタルサインチェックがあげられています.薬剤師がバイタルサインをチェックすることは,副作用の早期発見・早期対応につながります.なかでも特に重要とされるハイリスク薬の副作用管理においてバイタルサインを活用していくことは,これからの薬剤師業務に欠かせません.
そこで,今回の特集では「バイタルサインとハイリスク薬の管理」をテーマにいたしました.薬剤師がこれからバイタルサインを活用した臨床業務に携わる際に一助となる特集です.
2009年8月号 がん終末期ケア
現在,わが国の死亡原因のトップを占めているのが悪性腫瘍であり,4人に1人ががんで亡くなっていると考えられています.そのがん患者さんの終末期ケアでは,患者さんを肉体的苦痛から解放することをなにより優先して考えることがきわめて重要であり,その緩和を目的としてセデーションを行う場合もあるといいます.しかし,終末期を支えるセデーションについて,薬剤師がなかなか理解し得ない現状があります.
そこで,今回の特集では「がん終末期ケア」をテーマとしました.がん終末期ケアに関わる際に一助となる特集です.
2009年7月号 簡易懸濁法 なぜ?困った!を解決するアイディア&ヒント
簡易懸濁法はすでに多くの医療機関・在宅・施設で実施され,医療スタッフはその必要性を十分に把握しています.しかし,円滑に簡易懸濁法を実施するためには,医薬品情報の問題,院内システムの問題など,様々な障壁をクリアする必要があるといわれています.
そこで今回,「簡易懸濁法」をテーマに,各施設のアイディアや工夫,また,円滑に運営するためのヒントを事例とともにご紹介いただきました.患者さんに対し有益で安全な投与手段である簡易懸濁法が,円滑により多くの医療現場で実施されるよう,わかりやすく,図を多用し,ご解説いただきます.
2009年6月号 精神科薬物療法と適応外使用
精神科領域における薬物療法は,他科領域と比較して適応外使用による治療が行われる頻度が高くなっています.そのため,医師の処方意図を読み解くことが大変難しく,精神科における服薬指導のハードルが高くなっている原因にもなっています.
そこで,今回の特集では「精神科薬物療法と適応外使用」を取り上げました.臨床現場において即実践でご活用いただけるようなテーマを掲出しています.第一線の先生方より,具体的にわかりやすくご解説いただきます.
2009年5月号 攻略!感染リスクマネジメント
感染管理は重要課題として全国的に取り組んでいますが,現実的にその対策が不十分であることが少なくありません.また,十分な対策を取り組むためには,薬剤師による薬学的視点から捉えた感染管理の知識・技能も重要になります.
そこで今回の特集では,「感染リスクマネジメント」をテーマに取り上げました.多くの書籍・雑誌でも本テーマを取り上げておりますが,薬剤師にとってより実践的なご解説をいただきます.
2009年4月号 禁煙薬物治療
2005年にわが国でも禁煙ガイドラインが発表され,さらに2006年には診療報酬に「ニコチン依存症管理料」が新設されたことで,禁煙治療の保険適応が可能となりました.禁煙に対する社会的関心が高まり,またニコチン製剤が市販されるなかで,薬剤師による禁煙指導は重要な役割を担っていくといわれています.
そこで,今回の特集では「禁煙薬物治療」をテーマといたしました.現場で働く薬剤師が禁煙治療における薬物療法の理解を深め,患者さんの禁煙達成に繋がる適正な禁煙指導・支援ができるよう,わかりやすくご解説いただきます.
2009年3月号 抗リウマチ薬のイノベーション 生物学的DMARDs
関節リウマチは非致死性ですが,慢性的に病態が進行し,完全寛解が困難な疾患といわれていました.しかしこの20年の間に,疾患修飾性抗リウマチ薬や生物学的DMARDsの登場によって関節リウマチ治療は大きく飛躍しています.
一方,これらの薬剤による重篤な副作用が報告されており,薬物療法のさらなる理解と適切な対応が迫られています.
そこで本特集では「生物学的DMARDs」をテーマに取り上げました.関節リウマチ患者の薬物療法をサポートできるよう,生物学的DMARDsなどの特徴や副作用モニタリングのポイントなどについて第一線の先生方よりご解説をいただきます.
2009年2月号 チアゾリジンとフィブラート 生活習慣病のPPAR分子標的薬
PPARをターゲットした生活習慣病の分子標的薬による多様な臨床効果が注目されています.しかし,その作用メカニズムを理解するためには,分子生物学的な知識が必要とされるため,広く医療スタッフ全般に注目されているとはいえない現状もあるでしょう.薬のスペシャリストである薬剤師にも同様な状況が窺えます.
そこで,今回の特集では「チアゾリジン」および「フィブラート」の2つの薬剤に焦点を絞り,作用メカニズムを理解するための基礎知識から,薬学管理を行うための臨床知識までを盛り込みました.
2009年1月号 抗菌化学療法のマネジメント 投与設計・処方チェックで活用できるPK-PD理論
感染制御を担う薬剤師の役割には大きく3つをあげることができます.1つめは「消毒薬の管理および指導」,2つめとして「微生物汚染防止管理」,そして3つめとして今回の特集テーマである「抗菌薬の管理および指導」です.
また抗菌薬の適正使用は全国の医療機関で取り組む重要課題でもあります.そこで今回は,抗菌薬の適正使用に向けて薬剤師が管理・指導するための特集になっています.
抗菌化学療法マネジメントにおける重要ツール「PK-PD理論」の基本から臨床で役立つ薬学的マネジメント・スキルについて第一線でご活躍の先生方よりわかりやすくご解説いただきます.
2008年12月号 肺結核
今から50年ほど前のわが国において,ヒト間感染症である結核は年間死亡原因の第1位でした.その後,抗結核薬の登場や医療および生活水準の向上により,早期発見と確実な治療が可能となった現在でも,糖尿病などの結核を発症させる合併症や,薬剤耐性がさらなる問題となっています.
そこで,今回の特集では「肺結核」をテーマとしました.肺結核を中心に予防から化学療法に至るまで,第一線でご活躍の先生方にわかりやすくご解説いただきます.
2008年11月号 CKD×糖尿病 血糖・血圧コントロールの重要性
透析への移行がもっとも多い原因疾患は糖尿病性腎症といわれています.また,様々な方面から慢性腎臓病(CKD)の予防およびその進展を抑制するために,ガイドラインの策定や,疾患概念の周知などが行われています.糖尿病と腎症が密接なつながりがあるのは明らかですが,その管理は様々な要因が関係し,困難といわれます.
本特集では薬剤師が糖尿病とCKD患者における血糖・血圧コントロールについて理解を深め,患者さんの薬物療法をサポートできるよう,第一線でご活躍の先生方にご解説いただきます.
2008年10月号 心不全 心疾患の末期像を理解する
心不全は生命予後がきわめて不良な心疾患の終末的病態であり,今日,その罹患率が増加し大きな問題となっています.また,近年多くの研究がなされ,その治療に著しい進歩がみられます.
そこで,今回の特集では「心不全」をテーマとしました.心臓の基本的な働きから心不全の薬物治療に至るまで,第一線でご活躍の先生方にわかりやすくご解説いただきます.明日からの病院・薬局での臨床に役立つ特集です.
2008年9月号 女性が悩む症候と漢方薬
女性が悩む症候は大変多く,また,ライフサイクルによって発現する症候には変化があります.これらの対応として漢方薬が使用されるケースは少なくありません.そして,女性に処方される漢方薬は23・24・25と呼ばれている当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸が中心となっています.
そこで,今回の特集では,女性のQOLが低下する症候に対する漢方治療をテーマとし,可能な限り専門用語を使用せず,臨床現場で馴染みのある表現にて解説いただきます.漢方医学に深く精通できる特集です.
2008年8月号 アシドーシスとアルカローシス 体内の酸塩基バランスを攻略!!
薬剤師の方々にとって,水・電解質,酸塩基平衡に関する学問は「難解である」という理由で敬遠されがちな臨床医学のひとつのようです.しかし,さまざまな病的状態に関連する当分野の重要性は周知の事実でもあります.また,薬のスペシャリストとして輸液や利尿薬などの理解を深めるために重要な領域であることも否めません.
そこで,今回は,酸塩基平衡を焦点に「アシドーシス」および「アルカローシス」を特集として取り上げました.「難解である」というイメージを振り払い,薬剤師が薬物療法へ参画するうえで必須となる知識を第一線でご活躍の先生方よりわかりやすくご解説いただきます.
2008年7月号 脳卒中 一次予防と二次予防の薬物管理
脳卒中の患者数は現在約150万人といわれ,毎年25万人以上が新たに発症していると推測されています.また,高齢化社会の進展および糖尿病,高脂血症などの生活習慣病の増加により,脳卒中の罹患者は2020年には300万人を超すことが予想されています.さらに,脳卒中は癌,心臓病に次いで日本における死因の第3位であり,「寝たきりになる原因」の3割近くが脳卒中などの脳血管障害で,予防や早期治療が重要になります.
そこで,第一線にてご活躍の先生方より,今回は「脳卒中」を特集テーマにわかりやすくご解説いただきます.この特集で脳卒中に関する知識が深まります.
2008年6月号 新たな見地から読み解くビタミンD −ビタミン? それともホルモン?!−
今日,活性型ビタミンD3製剤の開発が進むとともに,ビタミンDは栄養面での意義の重要性も再認識されてきています.しかし,臨床で有用なさまざまな知見も含め,ビタミンDに関する情報は残念ながら一部の専門家のみが注目しているものとなります.
そこで,今回の特集では「ビタミンD」をテーマに.生化学的な基礎知識から臨床における使い方,また臨床上の疑問を解決できるQ&Aを取り上げました.ビタミンDを医薬品として,またサプリメントとして取り扱う立場である薬剤師にとってその知識を深められる特集となります.
2008年5月号 吸入療法−気管支喘息・COPD−
デバイスを用いる吸入薬の服薬を尊守いただくためには,その薬剤のメリットや使用する意義などについて患者さんにご理解いただく必要があります.またコンプライアンスがよくても,使用する患者さんの手技によって効果が左右されるため,その手技が不適切であれば,期待した治療効果を得ることはできません.最近ではデバイスの種類も増え,吸入薬の選択肢が広がりましたが,各々の特徴を十分に理解し,患者さんに合うデバイスを選択することが吸入療法では重要なポイントの1つとなります.
そこで,今回の特集では「吸入療法(気管支喘息・COPD)」をテーマに取り上げました.将来は患者指導の一端を担う可能性のある薬剤師が,吸入療法の理解を深め,適切な患者指導ができる特集となるよう,わかりやすくご解説いただきます.
2008年4月号 がん化学療法のKey Drug フッ化ピリミジン系抗癌剤
フッ化ピリミジン系抗癌剤は1956年にHeidelbergerらがフッ化ピリミジン系を合成してから,50年以上経過し癌の化学療法では確固たる地位を得ているといえます.さらに抗腫瘍効果を期待した各抗癌剤との併用療法も試みられ近年,大規模臨床試験でも結果が出ているとききます.また,外来化学療法の推進により在宅で癌化学療法を継続する患者さんは増加しつつあり,医薬品適正使用を推進する薬剤師は病院でも保険薬局でも患者さんに対する化学療法のサポートを求められています.
そこで今回の特集では,現在の癌治療のkey Drugである「フッ化ピリミジン系抗癌剤」を取り上げました.小誌読者である薬剤師が,臨床現場で活用いただける内容となるようわかりやすくご解説いただいきます.
2008年3月号 インスリン療法の管理
インスリン製剤をはじめデバイスを使用する薬剤を適正に使用するためには,患者さんが煩雑な手技をマスターする必要があります.また,安全に使用するためには,副作用への対策・対応,保管方法などについても十分な理解が必要です.そのため,コンプライアンスを維持・向上させるためには,インスリン療法およびデバイスを含めたインスリン製剤の特徴・使い方などを薬剤師が熟知する必要があります.
そこで,今回の特集では「薬剤師が実践すべきインスリン療法の管理」を取り上げました.インスリン療法の基本から薬物療法への参画のための知識,また患者の悩み・トラブルへの対応までを第一線でご活躍の先生方より,小誌読者である病院薬剤師・保険薬局薬剤師に向けてわかりやすくご解説いただきます.
2008年2月号 脂質異常症−メタボリックシンドロームのリスク−
ライフスタイルの欧米化により,日本人の動脈硬化危険因子に変化が生じてきています.従来の高血圧,喫煙といった古典的危険因子から肥満,脂質異常,糖尿病などの欧米化危険因子へ変わりつつあります.そこにメタボリック症候群という概念が提唱されたことで動脈硬化進展の捉え方も変化し,動脈硬化を全身病と考え,現在は古典的な危険因子とメタボリック症候群の両方から動脈硬化の発症リスクを予測する流れになっています.
そこで本特集では,現場で働く薬剤師が,動脈硬化の予防・治療における新たな薬物治療の理解を深め,処方意図を読み解き,適切な服薬説明ができる,また患者さんの治療薬に対する悩み,不安を解決できる知識をわかりやすくご解説いただきます.
2008年1月号 臨床で遭遇する睡眠障害「不眠」と「過眠」
近年,ライフスタイルの変化とともに睡眠環境が大きく変化してきています.また,精神科のみならず一般診療科においても睡眠障害を訴える患者さんが受診されることから、睡眠薬は各科で広く処方される薬剤となっています.
今回の特集では「睡眠薬の適正使用」を中心に項目を取り上げました.睡眠に関する基礎知識から睡眠薬の使用における問題点など,睡眠薬の適正使用の一助となる知識をわかりやすく解説.
2007年12月号 骨粗鬆症の薬物療法を読み解く
骨粗鬆症治療の目標が骨密度の増加から骨折予防やQOLの維持改善へと変化し,2006年にはわが国においてエビデンスに基づく骨粗鬆症治療の推奨薬剤が整理され,薬物治療開始基準が新設されました.このような現状のなか,薬剤師には薬物療法において服薬コンプライアンスの向上を目指した患者指導などが求められています.
今回の特集では「骨粗鬆症の薬物療法」を中心に項目を取り上げました.第一線でご活躍の先生方より,処方意図を読み解き,適切な服薬説明ができる,また患者さんの治療薬に対する悩み・疑問を解決できる知識をわかりやすく解説.
2007年11月号 抗メタボリックシンドローム薬 メトホルミン
近年,さまざまな作用機序に基づく多彩な経口血糖降下薬が実用化され,大規模臨床試験に基づく各薬剤のエビデンスが明らかになりつつあります.その中で経口血糖降下薬として使われにくい存在となっていた「メトホルミン」の有効性も大規模臨床試験にて確認され,再び見直されています.
今回の特集では「メトホルミン」中心に項目を取り上げました.糖尿病臨床の第一線でご活躍の先生方よりメトホルミンに関する基礎知識から臨床現場で役立つ知識までをわかりやすく解説.
2007年10月号 がん疼痛管理 はじめの一歩
2007年4月にがん対策基本法が施行され,臨床における「早期からの緩和ケア」の実践が重要視されています.また,がん疼痛治療においても,がん治療などと同様に薬剤師の専門性が求められています.そのような背景のもと,2007年3月には日本緩和医療薬学会が設立され,現在,多くの薬剤師の方々が関心を高めています.
今回の特集では「がん疼痛」と「オピオイド製剤」を中心に項目を取り上げました.関心の高まる領域である一方,基礎から臨床に至るまでの十分な理解が求められており,その知識を当分野にて第一線でご活躍されている先生方が解説.
2007年9月号 漢方製剤の骨組みを探る
漢方の理解は難しいというイメージは今なお払拭されていませんが,医師の70%は漢方製剤を処方しているというデータもあり,多くの薬剤師は漢方製剤を取り扱っていると推測されます.一方,使用頻度が高い漢方製剤は限られているため,それらを重点的に把握しておくことで,他の薬剤同様に漢方製剤についても薬の特徴を理解し,患者へ服薬指導を行い,そして適切な薬学管理を実践することが可能であるとも考えられます.
そこで,今回の特集では漢方薬の基本骨格となる「構成生薬」および漢方薬についての疑問を下記に掲出いたしました.漢方専門用語を可能な限り用いず,または注釈つきで本分野にて漢方薬の適正使用に必要な情報を第一線でご活躍の先生方が解説.
2007年8月号 注目される降圧薬 ARB
ARBに関する大規模臨床試験の結果が今日,続々と報告され,急速にエビデンスが集積されています.これらの大規模臨床試験の結果からARBの本質的な作用,効果を正しく理解し,日常の臨床業務に活用することが,薬の専門家である薬剤師にも求められています.そこで本特集では最近注目されています「ARB」をテーマに取り上げました.ARBの基礎から臨床までを最新の知見を含め,第一線にてご活躍の先生方が解説.
2007年7月号 透析患者と合併症治療薬
日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現況」によると2005年12月31日現在,わが国の透析人口は約26万人,世界最高の透析率といわれ,患者ケアにあたる医療スタッフの役割はより一層重要視されています.また,透析患者は様々な合併症を発症しやすく,それによる死も少なくありません.そのため薬剤師は,今後も増加をたどるであろう透析患者のQOLやADLに影響し,生命をおびやかす合併症を予防・軽減するために,特に合併症の機序,薬物療法などについての深い知識が求められています.本特集では「透析患者と合併症治療薬」をテーマに取り上げ,透析療法時に使用する多彩な薬剤の薬物動態を含めた基礎知識から,臨床でよく聞かれる透析患者の合併症に関する疑問へのアドバイスを,第一線にてご活躍の先生方が解説.
2007年6月号 女性の片頭痛
片頭痛は女性にとってQOLに大きく左右する疾患です.片頭痛は発作時には生命の危険を伴わない疾患ですが,長年の不適切な治療により将来的には脳梗塞に移行する可能性があり,生命予後に大きく関与する疾患であるという概念が新たに生まれつつあります.本特集では「女性の片頭痛」をテーマに,第一線でご活躍の先生方よりわかりやすく即実践で活用できる情報を提供.
2007年5月号 高齢者の栄養・感染管理
高齢者における低栄養状態は入院患者の30〜40%にみられ,そのため栄養療法の重要性が急速に認識されています.医療スタッフは栄養障害・栄養療法についての知識や技術を身につけることが必須とされている一方,低栄養状態の患者は感染症への罹患率も増すことから,感染制御において薬剤師の職能が期待されています.このような現状を踏まえ,NST,ICTの役割および各チーム間の連携は,今後さらに重要性が増すことと考えられます.
そこで,本特集では「高齢者の低栄養状態における栄養・感染管理」をテーマに取り上げ,本分野にて第一線でご活躍の先生方が解説.
2007年4月号 大腸癌化学療法のKey Drug
「癌の治療は癌との戦争である」と表現されることがありますが,その戦争を患者さんに有利に闘うためには薬剤師は参謀としての能力を発揮することが求められています.つまり,薬剤師は最高指揮官である医師を補佐する役割を担うことを期待されていると考えられ,そのためには,武器(薬)の情報のみならず敵(癌)を熟知する必要があります.
本特集では現在わが国で注目されている「大腸癌の化学療法」をテーマとして,臨床現場で活用できるよう,第一線の先生方がわかりやすく解説.
2007年3月号 増え続ける「うつ」への対応
近年うつ病患者は増加傾向にあり,日本では人口の約5%が罹患しています.また成人のみならず,小児・高齢者の罹患者も少なくなく,その適切な対応が医療従事者に求められています.現在薬剤師には,病院あるいは薬局において適切な服薬指導を行うためのスキルが求められるとともに,精神薬理学的な知識を兼ね備え,薬物療法に参画することが期待されています.
本特集では「うつ」をテーマに取り上げ,本分野にて第一線でご活躍の先生方が解説.
2007年2月号 クスリによる肝・腎障害
薬物の代謝を担う肝臓,排泄を担う腎臓は,多くの薬物の副作用発現の場となっており,そのメカニズムについて関心が高まっています.一方,薬剤師に求められる重要な役割の1つとして,薬物療法において患者さんの安全性を確保するための「副作用モニタリング」があり,この業務を充実させていくためには,実用的な知識(検査値の異常や初期症状など)のみならず,基礎的な知識(発現メカニズムなど)を土台とし,臨床応用していくことで,薬物療法に参画する新たな意義が見出されることと考えられます. 本特集では,薬物性肝・腎障害の予防および早期発見・治療へ導くための「副作用モニタリング」スキルを向上できるよう,基礎から臨床までわかりやすく解説.
2007年1月号 こどもの発熱 ―薬物療法とホームケア―
「こどもの発熱」は保護者が不安を抱くもののひとつですが,その背景にはインフルエンザなどによる感染性の発熱や,小児白血病などの重篤な疾患が原因となる非感染性の発熱など,さまざまな病態により発症することが要因にあると考えられます.しかし,「発熱」は軽視されがちなシグナルであり,重篤な疾患が背景にあっても「軽いかぜ」として扱われるケースも少なくありません.本特集では,保護者とともに医療機関を受診することが多い乳児〜学童期の「発熱」をテーマとして,発熱に関する基礎知識から臨床における薬学管理の実践について,第一線の先生方がわかりやすく解説.
2006年12月号 抗ウイルス療法 ―慢性肝炎患者へのフォローアップ―
インターフェロンなどの登場により慢性肝炎の治療法が飛躍的に進歩し,肝がんの死亡者数増加にやっと歯止めがかかりましたが,肝炎ウイルスによる肝硬変および肝細胞がんの死亡者数は年間約4万人に及びます.また,インターフェロン療法は依然副作用による問題が残されており,投与スケジュールなども含め,患者さんの負担は大きく医療スタッフ間の連携は欠かせません.新薬が上市する中,薬剤師はさらに使用薬剤の理解を深め,各種肝炎ウイルスの特徴や患者背景を理解した薬学管理が望まれています.本特集では「抗ウイルス療法」をテーマとして,薬剤師がチーム医療の中で医師たちと連携を図り,慢性肝炎患者のフォローアップにつながる内容を含め,臨床現場にて第一線でご活躍の先生方が解説.
2006年11月号 下部尿路機能障害 ―プライマリ・ケアのサポート―
下部尿路機能障害は日常生活に支障をきたし,QOLを損なう代表的な疾患です.患者数が増加しているなか一般医を最初に訪れる患者さんは多く,薬剤師は医師の処方をサポートするために,薬物療法に関する知識と薬学的な管理を実践することが求められます.本特集では,プライマリ・ケアの対象となる下部尿路機能障害として前立腺肥大症,過活動膀胱の薬物療法を中心に,新薬の知見,薬の副作用によって惹起される排尿障害なども含め,第一線でご活躍されている先生方が解説.
2006年10月号 HIV感染症の初回治療のストラテジー ―薬剤師のためのスキルズビルディング―
高度化・細分化を続ける医療現場において高い専門性を持った薬剤師が求められており,HIV感染症の現場でもそれは例外ではありません.抗HIV薬の服用に際して極めて重要となるアドヒアランスは,周知こそされておりますが,実際には大きな課題になっています.本特集では,HIV感染症における薬物療法,治療薬の最新知見,アドヒアランスを維持するための服薬プランの立て方などについて,初回治療に焦点を絞りました.HIV感染症の薬物療法・服薬支援を理解し,医療チームの確立の一助となるトピックスについて,第一線で活躍されている先生方が解説.
2006年9月号 経口血糖降下薬のレシピ
最近開発されてきている薬剤の多くは明確な有用性を持っていますが,使用方法を間違えると患者に有害な作用を与えることになります.薬剤師は,1枚の処方せん(レシピ)から患者の状態を推察し適切な対応をする十分な知識と,効果的で安全な薬物療法をサポートする技能が求められています.本特集では,生活習慣病の治療などで広く用いられている「経口血糖降下薬」をテーマに取り上げ,第一線で活躍されている先生方がエビデンスに基づいた薬物療法について解説.
2006年8月号 妊娠ステージにおけるDIと薬学管理
妊婦に関する医薬品の安全性情報は,収集が困難な情報のひとつです.薬剤師は,妊婦の方々より寄せられる薬の質問に対して,薬の必要性や安全性を十分に理解いただけるような情報提供が求められています.本特集では「妊娠とDI」をテーマに,安全性情報の収集・リスク評価について,そして妊婦の方々への適切な情報提供に活用できる特集です.本分野の第一線でご活躍される先生方より,妊婦の方々の薬に対する不安や疑問を取り除く情報をわかりやすく解説.
2006年7月号 ファーマシーマネジメント最前線 −病院薬剤部門・保険薬局におけるマネジメントの実践−
医療におけるマネジメントは薬剤部門も例外とは言えません。ファーマシーマネジメントには「リスクマネジメント(医療安全)」、「モチベーションマネジメント(医療の質の安定・向上)」、「コスト管理・物流のマネジメント(医療機関の健全な経営)」など様々であります。どのマネジメントの実践にもトップマネジャーだけではなく、薬局あるいは薬剤部の全スタッフのサポートと、各人のそれに対する十分な理解が必要です。調剤技術のみではなく、ファーマシーマネジメントを身に付け「新たな薬の専門家」としての役割を担うための視線・アプローチで、第一線ご活躍されている先生方が解説.
2006年6月号 壁を越える医薬品情報学
現在,インターネットなどにより,医薬品情報,薬物治療情報など様々な医療情報が発信されています.薬剤師は医薬品情報に対して,広い視野をもって最新かつ的確な情報を見極め,医薬品の適正使用に取り組む必要があります.新しい医薬品情報のあり方を、医療現場においてすぐに応用できるような視点・アプローチで,第一線でご活躍されている先生方が解説.
2006年5月号 第十五改正日本薬局方の改正点
第十五改正日本薬局方が2006年(平成18年)4月に施行となります.優れた医薬品を通じて国民の保健医療向上に貢献するためには,改正された日本薬局方の理解が必須です.局方改正点の詳細を解説.
2006年4月号 特集1 薬学教育6年制における長期実務実習の取り組み・課題/特集2 ライフスタイル・ドラッグの適正使用
特集1:2006年4月より薬学教育6年制が始まります.私立薬科大学・薬学部の新設ラッシュの中で,6年制の重要事項である長期実務実習において,現場薬剤師の教育能力の開発や実習施設の確保,実習費用など,さまざまな問題が取りあげられます.4年後に新カリキュラムの実習生を薬剤師が指導するにあたり,有用な情報・アドバイスを第一線でご活躍されている先生方が解説.
特集2:米国にてライフスタイル・ドラッグと呼ばれている「生活改善薬」として,禁煙補助薬,勃起不全治療薬,経口避妊薬,発毛剤,睡眠改善薬などがありますが,これらの薬剤の使用は個々人のライフスタイルの価値観によるものとして扱われています.このようなことから,医薬品のリスクについて軽視されがちな面もあります.また,禁煙ガイドラインが公表され,禁煙補助剤は治療薬というカテゴリーとして取り扱われる可能性もあり,今後さらに重要な位置づけで使用される薬剤になることも予想されます.生活改善薬の開発経緯なども含めて薬のスペシャリストとして必要な知識をわかりやすく解説.
2006年3月号 乳がんの薬物療法と副作用対策
がん化学療法の重要性が高まる一方で,副作用の予防,早期発見,迅速な対応も益々重要になってきています.このような背景の中,がん化学療法に精通した薬剤師の存在が求められ,2006年度よりがん専門薬剤師を認定する方針が決まりましたが,がん化学療法レジメンをチェックし,副作用対策に取り組むことは,抗がん剤を扱うすべての薬剤師にとって非常に重要な業務です.そこで本特集では,今後も増加傾向が予測されている乳がんを中心に薬物療法における副作用対策をテーマに取り上げました.抗がん剤の副作用対策および副作用モニタリングを実践できるよう第一線でご活躍の先生方よりご解説.
2006年2月号 小児の薬物療法とTDM
小児科領域においても適正な薬物療法は重要です.一方で成人とは異なる体内動態を示す小児への薬剤の投与は慎重に処方されております.薬剤師はPK/PD理論,体内動態を理解し,TDMなどを駆使することで薬物投与の設計に携わり,安全で効果的な小児の薬物療法に貢献することが求められています.小児の薬物療法の基礎知識と小児疾患の治療薬のTDMを行うポイントをQ&A形式でわかりやすく,第一線でご活躍されております先生方が解説.
2006年1月号 ジェネリック医薬品の選び方・使い方
ジェネリック医薬品の使用促進の方針により,国立病院,大学病院,地方自治体病院などの病院でジェネリック医薬品の採用が進み,シェアがさらに拡大しています.その理由の1つに低価格による経済面の重視がジェネリック医薬品の使用を促進しているようです.しかし,薬剤師には薬学的視点から判断した品質評価・選考によるジェネリック医薬品の使用促進の役割も期待されています.本特集では,薬剤師がジェネリック医薬品を適正に使用するために必要な品質評価の基礎知識と選び方のポイントを解説.
2005年12月号 医療安全とチーム医療における薬剤師の役割
近年の医療事故を背景として,さまざまな視点から医療安全が議論され,各施設によって多様な工夫と対策をされています.また薬剤師は,チーム医療をキーワードとして,日常業務の過程で起こりうるさまざまな問題を薬の専門家としての視点で捉え,解決していくことが重要です.そこで本特集では薬剤師が医療安全に積極的に取り組むことができるよう,医療安全対策の現状から日常業務における具体的な取り組みを第一線でご活躍の先生方より,ご解説.
2005年11月号 注射剤処方せんチェックと疑義照会
昨今,処方せん鑑査・疑義照会が薬剤師業務のキーワードとなり,重要視されてきています.しかし,病棟での業務をみてみると注射剤に関する医療事故は数多く報告されています.これら報告された事故の中には薬剤師による処方せん鑑査が徹底して行われていれば,未然に防ぐことができた事例もあり,今後さらに薬学的観点から処方せんチェックを実施することが重要となっています.本特集では,注射剤処方せん鑑査のポイントを身につけ,薬剤師がセイフティマネジャーとして活躍できるよう,第一線でご活躍中の先生方にご解説いただきました.
2005年10月号 新規抗精神病薬の適正使用
平成14年に「精神分裂病」から名称が改められた「統合失調症」の治療は新規抗精神病薬の登場により,新たな局面を迎えつつあります.統合失調症治療の中心である薬物療法において,有効性が高く副作用が少ない新規抗精神病薬の普及は今後の治療・処方に影響を与えるとおもわれます.薬剤師は新規抗精神病薬の適正使用を推進することで,患者のQOLを高めコンプライアンスの向上をはかることが期待されています.本特集では統合失調症の基礎から新規抗精神病薬の特徴や服薬説明を第一線でご活躍されている先生方より,ご解説いただきました.
2005年9月号 医薬品の適応外使用と医師主導治験
医薬品の適正使用の気運が高まっている.一方,承認外の「効能・効果」に対して,また「用法・用量」を違えて使用される「適応外使用」が従来から存在し,保険上の問題,有害事象が発現した際の責任問題など様々な問題があるものの,治療における有益性を優先して使用されているのが現状です.また薬剤師は服薬説明の基本情報として医療用医薬品添付文書を活用しているが,適応外使用に関する記載はなく,他のメデイアからも適応外使用のエビデンスを入手しにくいのが現状です.そこで本特集では,適応外使用とエビデンス,適応外使用と薬剤師の役割,医師主導治験による適応症拡大,現在執行中の6つの医師主導治験の現状について,第一線でご活躍中の先生方がご解説.
2005年8月号 DDS製剤と服薬支援
既存の医薬品にナノテクノロジーを使用し開発されるDrug Delivery System(以下,DDS)製剤は,既存薬剤の治療効果の向上や副作用の軽減,利便性を目的に処方されており,薬剤師は剤形の特徴を理解した上で,DDS製剤の医薬品適正使用が求められています.本特集ではDDS製剤のコンプライアンス向上と安全かつ効果的な治療が実施のために必要なDDS製剤の特徴や患者への服薬説明のポイントを第一線でご活躍の先生方よりご解説いただきました.
2005年7月号 COPDと気管支喘息の類似点・相違点・合併例
最近,COPDと気管支喘息は,それぞれの診療ガイドラインにおいて適切な治療指針が提唱されておますが,この両疾患の区別は難しい問題であり,臨床の場では合併例も多く存在します.そこで,COPDと気管支喘息を病態から診断・治療,また薬剤業務のコツを臨床現場の医師にわかりやすくご解説いただきました.
2005年6月号 EBMに基づいた診療ガイドラインの活用 −薬剤管理指導業務の標準化へ向けた1stステップ−
最近,EBMに基づいた診療ガイドラインが公表され,医療機関ではそれらを活用した薬物療法の標準化に取り組んでいます.それに伴い薬剤管理指導業務の標準化・効率化が求められ,薬剤師により診療ガイドラインを活用した薬剤管理指導記録用紙やケアワークシートなどの作成も徐々に行われています.そのためには各々の医療機関のもつ機能,つまり設備や人員,システムさらにスタッフの熟練度を考慮した上で,薬物療法をサポートする診療ガイドラインを適切に判断し,活用することで,実践可能な薬剤管理指導業務の標準化が進展するともいえるのではないでしょうか.今回の特集では,診療ガイドラインの活用方法を十分に理解した上で,薬剤管理指導業務の標準化にお役立ていただけるよう,第一線でご活躍の先生方より,わかりやすく,また具体例などを盛り込みご解説いただきました.
2005年5月号 動脈硬化を合併する2型糖尿病のマネジメント
日本における糖尿病管理は海外同様,重要性が増しております.その背景には三大生活習慣病である高血圧・高脂血症・糖尿病は,その発症に関与するリスク因子が重複しているため,三疾患が合併しやすく,その合併が冠動脈疾患を高率に引き起こす原因となり,また,この三疾患の中では糖尿病が最も血管障害性が強いとされています.今回の特集で2型糖尿病における血糖・血圧・脂質コントロールの目的と薬物療法のとらえ方を十分に理解でき,日常の薬剤業務に活用できるよう,第一線でご活躍の先生方よりご解説いただきました.
2005年4月号 がん治療における分子標的薬Q&A
今日,疾患に関連した細胞のみに作用する分子標的薬が登場し,飛躍を遂げたがん治療.しかし,その基礎知識,また臨床的な薬物療法や服薬説明など,承認された医薬品が数少ないにも関わらず,認知されていないのが現状です.そこで,「がん治療における分子標的薬」.専門の先生方によるQ&A形式の解説を掲載いたします.現在白熱している分子標的薬の開発に伴い,今後増えると予想される新薬.実際に読者が臨床の場で調薬する際,適正使用への貴重な足掛かりとなる特集です.
2005年3月号 せん妄患者と服薬管理
処方せんから,患者さんの状況を把握し対話の糸口を見つける薬剤師にとって,疾患に伴う,薬として表示されていない精神症状を合併したケースが盲点となります.そこで,今回の特集では「せん妄」を取り上げました.せん妄についての基礎知識および薬剤業務での留意点とともに,精神症状へのアプローチを第一線で活躍している先生方よりご指導・ご解説いただきました.
2005年2月号 オピオイド製剤とがん性疼痛マネジメント
平成14年に緩和ケア診療加算が算定されるようになり,全国多施設で緩和ケアチームが発足しはじめました.また近年,新たなオピオイド製剤が緩和医療に使用可能となり,薬剤選択がひろがったことで,緩和ケアチームにおける薬剤師による疼痛管理が求められてくることはいうまでもありません.本特集では,新たなオピオイド製剤を中心とした疼痛管理において,疼痛管理の基礎知識やオピオイド製剤の適正使用のポイントをご専門の先生方からご解説いただきました.
2005年1月号 薬剤師のための 静脈・経腸栄養管理の基礎知識
診療報酬の包括化制度,医療の標準化を目指したクリニカルパスの導入などにより,医師・看護師・栄養士・薬剤師などからなる専門の栄養サポートチーム(NST)を設置し,患者さんの栄養管理に取り組んでおられる施設が増加しています.NSTで薬剤師は,輸液剤の無菌調整などの技術的協力だけではなく,患者の病態による栄養管理を考慮に入れた,医薬品適正使用に関する情報提供が求められています.そのためには,薬剤師が,栄養に関する基礎的な知識をはじめ,患者の病態ごとの栄養剤補給方法,医薬品との相互作用などの理解を深める必要があります.本特集では薬剤師が栄養管理に関する知識を深め,チーム医療のなかで薬剤師の専門性を積極的に発揮できるよう,第一線の臨床現場でご活躍されている先生方から薬剤師に必要と思われる「静脈・経腸栄養管理の基礎知識」についてご解説いただきました.
2004年以前の「薬局」


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