書籍カテゴリー:感染症学|臨床薬学

おうちでできる「菌力UP!」エクササイズ 入院編(注射剤)
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おうちでできる「菌力UP!」エクササイズ 入院編(注射剤)

1版

  • 名古屋セントラル病院 薬剤科 坂野昌志 著
  • 安城更生病院 薬剤部 奥平正美 著
  • 京都薬科大学 臨床薬剤疫学分野 教授 村木優一 著
  • 名古屋セントラル病院 薬剤科 吉村昌紘 著

定価:1,980円(本体1,800円+税10%)

  • B5判 163頁
  • 2021年10月 発行
  • ISBN978-4-525-23871-1

概要

抗菌薬の知識を自己学習で高めよう!

 臨床現場で、つねに求められる抗菌薬の知識.学生時代に微生物や薬物療法の講義を受けたものの,ちょっと苦手だなと感じている方の自己学習にオススメです.
本書は「もう迷わない! 抗菌薬Navi 第3版」の内容をもとに,基本知識の確認だけでなく,実際に知識を活用する臨床現場を想定したさまざまな問題を解きながら,感染症予防と治療のスキルを習得できるように構成しました.
 また,実践的な問題集にするために「外来編」と「入院編」の2分冊とし,本書では主に入院病棟で抗菌薬を使用する場面を想定した処方監査・症例問題を掲載! 「もう迷わない! 抗菌薬Navi」とともにくりかえし読み返すことで,よりしっかりと知識の定着が図れます.

序文

「尿路感染症の患者さんなんですが,尿の培養から腸球菌が検出されたため,抗菌薬を〇〇ペネムから〇〇シリンに変更してもらうよう提案します」
「婦人科のA医師から〇〇感染症の妊婦さんに対する抗菌薬の使い方について相談を受けたので,〇〇シリンを提案しました」
先輩薬剤師がこのような会話をしているのを聞いたことがありませんか? 先輩薬剤師は医師とともに対応を検討し,堂々と感染症治療に関する話ができている,私なんて知識がないから,もし同様な状況になってもどのように答えていいのかわからない…….入職後すぐの薬剤師が感染症治療で気後れするのは自然だと思います.私もその当時を思い出すと,感染症に対する知識や自信など,まったくなかったことを思い出します.
また,薬剤師も参加する施設内のインフェクションコントロールチーム(ICT)の活動内容には,感染症診療における抗菌薬の適正使用の推進と,手指消毒や消毒薬の適正使用を中心とした感染対策への関与があります.適切な抗菌薬の選択・使用状況モニタリングだけでなく,病院薬剤師が感染制御に関わることや,地域連携も含めた業務内容の幅広さに不安を感じることあるでしょう.
そのため,本書は「もう迷わない! 抗菌薬Navi 第3版」の内容をもとに,知識の確認だけでなく,実際に知識を活用する臨床現場を想定したさまざまな問題を解きながら感染症予防と治療のスキルを習得できるように構成しました.また,臨床現場に即したより実践的な問題集にするために「外来編(経口剤)」と「入院編(注射剤)」の2分冊とし,本書では主に入院病棟で抗菌薬を使用する場面に焦点をあてています.
どの病棟でも感染症診療は行われており,治療的・予防的介入では診療科を横断的に関与する必要もあります.本書が,感染症を学ぼうとする皆さんの自己学習に役立ち,感染症診療,感染予防の一助となれば幸いです.

2021年9月
著者を代表して
奥平 正美

目次

【第1部 基本編】
1.ペニシリン系抗菌薬
2.セフェム系抗菌薬
3.カルバペネム系抗菌薬
4.アミノグリコシド系抗菌薬
5.キノロン系抗菌薬
6.マクロライド系抗菌薬
7.テトラサイクリン系抗菌薬
8.抗MRSA薬
9.その他の抗菌薬
10.抗真菌薬
11.抗結核薬
12.抗ウイルス薬

【第2部 応用編】
実践問題 1:緑膿菌に有効な抗菌薬
実践問題 2:抗菌薬の治療が始まったら…
実践問題 3:ESBL産生菌に有効な抗菌薬
実践問題 4:細菌の特徴と抗菌薬の作用機序
実践問題 5:抗菌薬使用時の菌交代症
実践問題 6:中心静脈カテーテル挿入患者
実践問題 7:TDM対象薬が処方されたとき
実践問題 8:耐性菌患者への対処法
実践問題 9:PK/PD理論を考慮した抗菌薬の選択
実践問題10:誤嚥性肺炎の抗菌化学療法
実践問題11:食中毒の原因推定と対応
実践問題12:細菌性髄膜炎の治療と予防
実践問題13:敗血症の診断と治療
実践問題14:壊死性筋膜炎の評価と治療
実践問題15:Clostridioides difficile感染症
実践問題16:手術部位感染症の抗菌化学療法
実践問題17:妊婦への抗菌薬投与