書籍カテゴリー:神経学/脳神経外科学|検査・診断学

ここに目をつける!脳波判読ナビ
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ここに目をつける!脳波判読ナビ

第2版

  • 福岡国際医療福祉大学 教授 飛松省三 著

定価:3,520円(本体3,200円+税10%)

  • A5判 207頁
  • 2021年3月 発行
  • ISBN978-4-525-22542-1

概要

脳波判読入門のTheテッパン

 本書は初版が2016年に発刊されて以降,脳波入門書として広く読まれてきました.今回の改訂では初版の読みやすさと通読のしやすさはそのままに,睡眠とてんかんの新分類をアップデートし,脳波用語集を大幅に追加しました.
 難しいと思われがちな脳波の判読が,できるだけ楽しくなるように出来るだけ平易に書かれています.また,この一冊で脳波判読から初見レポートの作成までできるようになります.
 脳波入門書の最初の1冊として大推薦の1冊です.

序文

 本書の初版が刊行されてから満5 年が経過しました.初版の目的は,初学者が手に取りやすいようなボリュームで,通読することが苦にならない脳波判読書としました.そのため,基本的な判読方法から所見の書き方までを一冊で「早わかり」できるよう,平易でポイントをおさえた表現を心がけました.また,脳波は典型的な波形サンプルを知ることが重要なので,そういった波形をできるだけ多く載せました.幸い,初版のコンセプトは多くの方から受け入れられたことは,著者として喜ばしい限りです.
 デジタル脳波計の技術的な面あるいは判読手法に関しては,ほぼ飽和した感があります.しかし,この5 年でてんかん分類が大幅に改訂され,脳波用語集も改訂されました.そこで,今改訂にあたっては,1)国際抗てんかん連盟のてんかん新分類(2017 年)の紹介とそれによる用語の変更,2)国際臨床神経生理学連合の脳波用語集(2017 年)の紹介,3)睡眠脳波新分類の紹介,を加えました.
 本書が初版に続いて,読者諸賢のお役にたつことを願ってやみません.

2021年3月
飛松省三

目次

1 脳波を楽しむには
 Ⅰ 脳波の歴史
 Ⅱ 脳波を楽しもう!
2 脳電位の発生機序
 Ⅰ 脳波の発生機序
 Ⅱ 正常脳波リズムの発生機序
 Ⅲ 脳波の構成成分
3 脳波計の基礎
 Ⅰ アナログ脳波計
 Ⅱ デジタル脳波計
4 脳波の導出法
 Ⅰ 電極の配置法
 Ⅱ 差動増幅と極性
 Ⅲ 導出法と電位分布
5 脳波でよく使われる表現
 Ⅰ 脳波特有の用語
 Ⅱ 脳波所見記載時に必要な用語
6 アーチファクト
7 覚醒時脳波
 Ⅰ 健常成人
 Ⅱ 高齢者
 Ⅲ 小 児
 Ⅳ 健常成人の脳波の特徴
 Ⅴ 異常と間違いやすい生理的リズム
8 睡眠脳波
 Ⅰ 健常成人
 Ⅱ 高齢者
 Ⅲ 小 児
9 賦活法
 Ⅰ 賦活法の意義
 Ⅱ 過呼吸
 Ⅲ 光刺激
 Ⅳ 睡 眠
 Ⅴ 外的刺激
10 てんかん
 Ⅰ てんかんとは
 Ⅱ てんかんの分類
 Ⅲ てんかんと脳波
 Ⅳ てんかん原性
 Ⅴ 偽性てんかん発作波
 Ⅵ てんかんの発作型と脳波
 Ⅶ てんかん焦点の決定
 Ⅷ 小児期・思春期のてんかん
 Ⅸ てんかん重積状態
 Ⅹ てんかん新分類(2017)
11 徐波の見方
 Ⅰ 徐波の解釈
 Ⅱ 代表的な徐波パターン
 Ⅲ 徐波の分布と局在
12 局所性脳病変
 Ⅰ 脳波の感度
 Ⅱ 局所性脳病変と脳波異常パターン
 Ⅲ 疾患からみた局所性脳病変による脳波異常
13 びまん性脳症・意識障害
 Ⅰ 脳症と脳波異常
 Ⅱ 脳症と脳波所見
 Ⅲ 脳波による重症度評価
 Ⅳ びまん性脳症
 Ⅴ 周期性脳波パターン
 Ⅵ 昏睡時における特殊な脳波パターン
14 変性疾患
 Ⅰ 変性疾患の病理と脳波
 Ⅱ 代表的な変性疾患の脳波
15 睡眠障害と脳波
 Ⅰ 睡眠ポリグラフィー
 Ⅱ ナルコレプシー
 Ⅲ レム睡眠行動異常症
 Ⅳ 周期性四肢運動
 Ⅴ 睡眠関連てんかん
16 薬物と脳波
 Ⅰ 薬物障害の原則
 Ⅱ 薬物による特殊な脳波パターン
17 脳波と画像との相関
 Ⅰ 画像と脳波の特徴
 Ⅱ 脳波の局在診断
 Ⅲ 脳波の病態情報
 Ⅳ 症例から見た脳波と画像の相関
 Ⅴ 脳波と画像は相補関係
18 検査技師と脳波判読医の双方向通信
 Ⅰ デジタル脳波計の進歩
 Ⅱ デジタル脳波計の基礎知識
 Ⅲ 脳波とアーチファクト
 Ⅳ 双方向通信のための脳波記録
19 脳波の判読手順と所見の記載
 Ⅰ 脳波判読時の注意事項
 Ⅱ ステップ1
 Ⅲ ステップ2
 Ⅳ ステップ3
 Ⅴ ステップ4
 Ⅵ 脳波所見の記載例
20 国際臨床神経生理学連合脳波用語集(2017 年改訂版 翻訳)

文 献
索 引